兵庫県立美術館で現在開催中の「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展に先日行ってきました。
サヴィニャックとは、作家の名前なのですが、サヴィニャックだけ聞いても誰だかわからに方が多いと思います。
しかし、このポスターをご覧いただければ、「知ってるー」「見たことある」ってなるのではないでしょうか?
そのポスターとは、こちらです。↓
見たことがある方も多いのではないでしょうか。この『牛乳石鹸モンサヴォン』のポスターを描いて、一躍有名になったのが
レイモン・サヴィニャックです。彼は、フランスを代表するポスター作家です。
日本の企業も彼にポスターの依頼をしています。例えば、サントリー、森永製菓などがそうです。そのため、知らず知らずに
目にしているかもしれませんね。
私は、サヴィニャックのポスターが好きで、自宅にも数点ポスターを飾っています。
最初は知らずに、絵のタッチが可愛く、部屋に飾りたいと思ったのが10年以上前でした。単に、ポスター(絵)を気に入り購入しました。
その時は、作家名も知りませんでした。数年後、雑貨屋さんで気に入ったポスターを見つけたので買ってみたら、それもサヴィニャック
の作品でした。 そこから、彼の作品を気に入るようになり、今回神戸であることを知ったので展示会に行ってみました!
サヴィニャックのポスターのいちばんの特徴は、動物やヒトを嫌味なく上手く、宣伝したい商品と融合させている点だと思います。
そうするために、色遣いや配置、絵のタッチなどを凄く考えて、研究して描いているなーって感じました。
見たことのない沢山のポスターを見ることができ、有意義な時間を過ごすことが出来ました!!
和やかでゆったりとした気持ちにさせられましたよ。
展示会を見て・・・
展示会の館内はやはり撮影は出来ません。
入口までの様子を撮影しました。↓
美術館内には、100点以上のポスター等が飾られていたと思います。大型のポスターなどもあって見ごたえがありましたよ。
結構、ゆっくりと見ていたので2時間弱程かけて観覧しました。
ポスター1枚に対する思いや考えなども解説されており、楽しく見ることが出来ました!!
私は芸術には完全に素人です(笑)が、
・背景の色の使い方
・商品や文言を目立たさせる描き方
・見る人の気分を和ませたり、楽しませたりしてくれるイラスト
・フォントや色の微妙な調和
・シメントリーの美しさ、見やすさ
・動物やヒトを商品とうまく組み合わせた手法
などなどを感じとることが出来ました。
偉そうに書きましたが、私はすごい絵心の無い素人です。(笑)
これまでにも他の作家の展示会などに行った際には、ポストカードやポスターを買うことにしてます。
いつか好きな作品だけで飾った部屋を作ろうと思って買うのですが、まだ一回も購入したものは飾ったことがありません。笑)
買った時だけ、そう思ってしまうのです。
今回購入したポストカードはこちらです。 ↓
いちばんのお気に入りは、こちらですね。↓
レイモン・サヴィニャック ってどんなひと?
簡単にまとめてみました。↓
1907年パリにて生まれる。1923年夜学で工業デザインを学ぶ。
その後、独学でデザインを学び、1935年にポスター作家となり、1949年に『牛乳石鹸モンサヴォン』のポスターを描き、一躍有名に
なりました。その後は、フランスだけでなく世界的な大企業からオファーがあり、多くのポスターを作成しています。
例えば、シトロエン、エールフランス、ダノン、ダンロップ、ミシュラン、ティファール、ビック、チンザノ、ロレアルなど。彼の作風は、戦後のフランスにおいて装飾的ポスターの小さな革命を起こしたと言われています。一躍有名になっ以降は、フランス国内外、もちろん日本からも仕事のオファーがあり、途切れることがなかった。
2002年にフランスのトゥルーヴィルで亡くなっています。
「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展について
「サヴィニャック、パリにかけたポスターの魔法」展は、今年の2月より国内の美術館(5館)を巡回しているようです。
今回行った兵庫県立美術館は4館目で、残りは、広島県立美術館で来年1月5日から開催されます。
広島県立美術館
2019年1月5日(土)~2月11日(月・祝)
<兵庫県立美術館>
2018年12月24日まで兵庫県立美術館で開催されているので、ご興味のある方は是非行ってみてくださいね!
詳しくは、こちらのホームページでご確認ください。 ↓
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1810/index.html#kaiki
■入場料
一般:1300円
大学生:900円
70歳以上:650円
高校生以下:無料
■アクセス
阪神電車 岩屋(兵庫県立美術館前)駅から徒歩10分弱です。
駅を降りて南(海側)へ下ると、大きな道(国道2号線)が見えます。その道を越えて南下すると建物の上に大きなカエルの置物(風船?)が見えます。そこが兵庫県立美術館です。
この記事へのコメントはありません。